瀋陽の経済・ビジネス
  国務院(中央政府)は、1992年「上海浦東開発」、2000年に「西部大開発」を行い、中国の著しい経済成長を導いた。1949年新中国建設後、中国東北地方(遼寧省・吉林省・黒龍江省)は、古くから国有重工業企業が中心とした重工業が盛んな地域として知られていたが、中国沿岸部は、高度経済成長を遂げたのに対し、東北地区の経済は停滞していた。ついに、2003年、中国政府は、「東北振興政策」を打ち出し、重要な国策として、東北地区の開発に乗り出した。遼寧省を含む、東北地方では国家レベルの開発プロジェクトが多く施行され、現在も継続中である。充実した工業基盤を有していることから、自動車、工作機械、航空、化学、電子情報、医薬業界に強みをもっている。
  遼寧省の2007年のGDP成長率は前年比4%増の14.5%で中国の先進地域である華東地域(上海を含む)の成長率を上回った。経済発展の加速化・国際化に伴い、懸案されていた国有企業の民営化も進み、国有企業に依存する傾向は改善されている。又、外国企業の投資先としての評価も高まっており2007年の外資導入額は前年比52%増の91億ドルにも達している。
  2009年8月国務院は、東北振興政策の追加促進策を発表し、更なる東北地区開発への積極的な姿勢をしめした。
  遼寧省は、現在東北振興政策のもと、国務院が国家レベルのプロジェクト「五点一線」(大連・長興島臨港工業区、遼寧(営口)沿海産業基地、遼西錦州湾沿海経済区、遼寧丹東産業園区、大連・庄河花園口工業園区を結ぶ、全長1443キロの湾岸道路計画のこと)を批准し、沿海部地域重点開発に力をいれている。 
     瀋陽市は、中国東北地区の最大の都市であり、中国で最も経済力をもつ10大都市のひとつである。人口は、710万人GDP/人は45,561億元にもなり、遼寧省の中では、大連に次ぎ二番目の経済力を誇っている。瀋陽市の周囲150キロメートル圏内には、人口百万人を超す大都市が7つ集まり、総人口2400万人(東京都の総人口の約2倍にもなる)の瀋陽経済圏を形成している。このような地理的優位性を保っている都市は、ほとんどない。
瀋陽市のGDPは3860億元で、遼寧省のトップであり、省の28パーセントを占めている。東北地方だけでなく、瀋陽は中国、国内外でも注目を浴びている都市のひとつである。瀋陽市のGDPの成長は著しく2000年の1119億元から、2008年は3860億元にまで達した。
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